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2013年01月15日

おるたエンターランド1回目

こんにちは。

今回「おるた」のプログラムを1つ持つことになった、安里めぐみと申します。

大学時代、ティトゥス先生のゼミ生にいたご縁で、
「おるた」は、わたしが大学生のころ、週に1回午後の先生として、いろいろと経験させてもらった場所です。

3年後、わたし自身、まだ自分が何ができるかいろいろと模索していますが、
今回、またこの場所で、何かできることを嬉しく思っています。

今回はわたしがもった、おるたエンターランドの1回目の報告をさせていただきます。

なかなか告知と自分自身も内容がふらふらしていたこともあり、
参加者が集まっていない状態でした。

知り合いのお母さん方に連絡して、参加してくださるということで、みなさんのおかげで第一回目ができました。

今回、「家族写真を撮ろう」ということで、いろいろと考えました。
参加するお子さんが、知り合いということもあり、子どもたちが夢中になっているものを形にしていきたいと思って、
ワークショップの準備を進めました。

わたしがワークショップを通して大事にしたいと思っていることは、
「自分の思っている世界を形にしてみる」ということです。

なかなか、自由に作ってしまったものは、そのあとの行方が少し不透明になってしまいます。
「作る」ということをする過程や結果を通して、
「作り手になる楽しさ」を実感してもらえるようなものにしていきたいと思っています。

もちろん月齢によって、できる範囲が変わってくるので、いろいろとあると思いますが、
それはその場その場のこどもたちによって対応していきたいと思っています。

今回は、3組の家族が参加してくれました。

1組目は、久高さん一家。

三歳のりゅうせいは、「電車」が大好き。
今日は、ダンボールで新幹線を作ってみよう!ということで、
お父さんと一緒に新幹線を作ってみることにしました。
りゅうせいとは、電車を作るということではなく、作ったもので遊んで世界を広げてもらいたいと思いました。
ここは、お父さんが頑張ってくれました。
すぐに形を作ってくれて、それから、電車ごっこがスタート。
もう一つの電車をつないで、「連結」
りゅうせいが、電車で好きなことだそうです。
わたしでは、わからなかったこどもの好きをお父さんが引き出してくれて、大喜び。
「連結!」と大きな声が、オルタの教室に響き渡りました。

そのあと、わたしが形に白い紙を貼るのを行なって、お父さんと一緒に窓やラインをはって、完成!
ずーっとずっと遊んでくれました。
今日はここで、タイムアップ。
次は、大好きなしんかんくんの世界を通して、遊びがひろがっていければと思います。

おるたエンターランド1回目

おるたエンターランド1回目

二組目は、平良さん家。
小学生のすずは、将来警察官になりたいという夢を抱いて、
今日は一緒に旦那さんをゲストに連れてきました。(旦那さんの職業は警察官なので)
警察ファイルをもっていて、そこには、警察官募集のちらしがいっぱい。
ものすごく、いいコレクションだと思います。
そんなすずと旦那さんは、一緒に警察グッズを作ることになりました。
まずは、手帳。
午前中、二人は夢中になって、警察手帳づくりをしました。
午後には、クオリティーが高い警察手帳ができあがりました!かっこいい!
午後は、警棒を作って、しっかり木の枝もやすりでこすって、すべすべに。
終始、旦那さんはこどもたちに質問攻撃をされていました。
「パトカーに乗ったことある?」
「逮捕したことある?」
すごくいい風景だと思いました。自然と、いろいろと興味があることが知れるのは素敵な体験だと思います。
そして、午後は、警察ごっこ。外に遊びにいきながら、楽しんでいました。
次は、帽子づくりかな。もっともっと世界を形にできたらと思います。

おるたエンターランド1回目

おるたエンターランド1回目

3組目は、榎木さん一家。

男兄弟のけいじゅとりしゅんは、武将が大好き。
ということで、好きな武将を形にすることに。
りしゅんは、武将が並んでいる本を見てまねをしながら、やりを作ることに。
ここでこだわったのが「本物に近い形」を目指すこと。
私が、本気で遊びたい。本気でいいものを作りたい。という思いがあって、とことん、向き合いました。
そこに、自由に作るということはないかもしれないけど、
本物に近づける形を作ったという自信がもてて、それがいつか自分の何かを作ることへの糧になればと思いました。
午後から駆けつけてくれたけいじゅは、自分が持ってきた、ダンボールで作る武将の鎧の作り方と向き合いながら、
自分で鎧ができる形まで作り上げました。
この作り方は、あえて、説明文を載せませんでした。
写真をみて、作り方をイメージして形にしてもらいたい!と思ったからです。
あっという間に作ったけいじゅを見て,集中力に圧巻。
その後二人で、戦い!
いや、いい顔してる!
オルタの回りで、いつか関ヶ原の戦いの再現をしたいね!なんて話しました。

おるたエンターランド1回目

おるたエンターランド1回目

そして、終始おるたにはお母さんたちのおしゃべり声が広がっていました。
すごく嬉しかったのはこの光景です。

こどもたちと一緒に遊ぶ。お父さんと。子ども同士で。
自分の子どもではなく、違うお子さんと。
そして、お母さんたちは、おしゃべりをしたり。

「遊ぶ」ということを通して、人と人が集まるワークショップにしていきたいと思っています。

今回は、はじめてで模索ばかりでしたが、お父さん・お母さん、こどもたちに助けられました。
わたしは、「環境をつくる」ことにこれからも力を注いでいきたいと思います。
そこから生まれてくる自然発生的なものに、期待したいです。

おるたエンターランドは、毎回テーマをもってワークショップを行なう予定でしたが、
こどもたちがしたいことを家族も一緒に参加しながら、形にできるものにしていきたいと思います。

なので、こんなことをしたい!という要望に、応える環境を作っていきたいと思います。

わたしの妄想は、武将好きな子たちが、集まって、それぞれの武将になり、
関ヶ原の戦いを再現したムービーを作ってみる!とか。

沖縄には電車はないけど、仮想の電車を他にもつくり、駅も作ったり、切符もつくったり、電車の世界が体験できる
ミニミニ電車村ができたら♡とか。

自分の夢である職業が、誰かのお父さん・お母さん・知り合いで、弟子関係ができる♡とか。

大人もこどもも本気になって遊ぶ場所を作っていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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次回のご案内
2月9日(土)10:00〜15:30
参加費:1組 2000円
お弁当持ち
★何かご質問などや、やってみたい要望などがあれば、ぜひメールを下さい。お待ちしています。
gingin394649@yahoo.co.jp



Posted by schule2009 at 15:26│Comments(0)
 
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